英語の名言・格言やちょっといい言葉、日常会話でよく使う表現などをご紹介しています。
第505回の今日はこの言葉です。
“Best regards,”
「最上の敬意をこめて」
という意味です。
手紙や電子メールなどを出す時、結びの言葉に使われる言葉の一つです。
日本語でも「敬具」や「草々」などが使われますよね。これらの言葉には基本的に深い意味はなく、挨拶として慣習的に付けられるものです。日本では「結語」と呼ばれます。
英語でも同じです。英語では「ヴァレディクション(valediction)」と呼ばれます。言葉自体にも意味はありますが、挨拶ですからあまり深い意味はありません。ただ言葉の種類によって伝わるニュアンスや印象は若干異なります。
Embed from Getty Images
Photo by Hagen Hopkins (Getty Images) / Stringer, 05 October, 2013 [Rights-managed], via Getty Images
英語で手紙やメールを書く時には、結びの言葉を書いて自分の名前(手紙の場合はサイン)を書くのが普通です。
例えば、
Best regards,という感じです。
Jim
最上の敬意を込めて
ジム
フォーマルではありませんが、電子メールなどで普通に使うのならこの言葉が最も一般的なんじゃないかと思います。丁寧ですので仕事のメールなどにも使えますし、親しい間柄のプライベートな時にも使えます。普通の人が普通に使うには最も無難な言葉です。英語にするのが難しい日本語「どうぞよろしくお願い致します」のようなニュアンスもこめられています。僕もこの言葉を最もよく使います。
あと、お気づきかと思いますがこの言葉の前には“with”が省略されています。“with”をつけても間違いではありませんが、最近はほとんど省略されることが多いようです。
結びの言葉はほかにもいろいろあります。
“Kind regards,”もよく使われます。個人的には女性がよく使う印象があります。
「思いやりと敬意をこめて」
“Kindest regards,”「最上の敬意をこめて」となるとさらに丁寧になります。また逆にシンプルにしたのが、
“Regards,”です。こちらはよりカジュアルな感じになります。頻繁にメールを送る相手などに使われたりしますが、フォーマルな手紙では避けた方がよいかもです。ほかに「Regardsシリーズ」(勝手に名づけました!)としては、
「敬意をこめて」
“Warm regards,”などもあります。これも女性によく使われているように思います。
「温かい敬意をこめて」
“Best wishes,”という言葉もとてもよく使われます。これはさらにカジュアルな印象があります。ビジネスでも親しい相手との電子メールなどでは使いますが、かしこまった書状ではほとんど使われません。
「幸運をお祈りして」
“BW,”と略される場合もあります。略語ですのでフォーマルな場合には使われませんが、よくメールを送る親しい相手などに使われます。
“Best,”と略されることもあります。こちらも略しているのでカジュアル度は増します。
“Best regards,”と“Best wishes,”のどちらを略したのかわからない分、どちらの意味も相手に想像してもらえます。
“All the best,”という言葉もよく使われます。
“Sincerely,”は学校で習った方も多いのではないでしょうか。これはかなりフォーマルな挨拶で、仕事やプライベートで知っている間柄とのビジネスレターやあらたまった手紙などで使われます。言葉どおり、相手に誠実な印象を伝えることができます。ちょっと緊張して書くような手紙やメールなら、結びの言葉はこれ一択で間違いないと思います。
「誠意を込めて」
“Sincerely yours,”
“Yours sincerely,”となると、さらにフォーマル度と丁寧さが増します。
“yours”は「あなたのもの」という意味ですので、「あなたのことを想っています」という意味を加えることができます。お客様に手紙を出す時などにもよいかもしれません。
“Yours faithfully,”はもう少しフォーマル度が上がります。相手の名前がわからない場合などの手紙やメールに使います。
「真心をこめて」
“Yours truly,”は、最もフォーマルな言葉です。もう最強です。組織を代表してのビジネスレターや、全く面識のない相手へのフォーマルな手紙などに使われます。
「真実を込めて」
幸か不幸か、僕はこの言葉を使ったことが一度もありません。
プライベートな手紙やメールなら、けっこう何でもありです。
親しい友人なら、
“Your friend,”でもいいでしょう。女性が恋人や親友や家族などに書く時は、
「あなたの友より」
“Love,”
「愛してる」
“With love,”などがよく使われます。
「愛をこめて」
“Thank you,”も軽い結びの挨拶に使われます。
「ありがとう」
“Many thanks,”なら仕事のメールでも使えます。
「感謝をこめて」
“Many thanks and best regards,”と組み合わせてもいいですね。
「感謝と最上の敬意をこめて」
“Best regards,”
最上の敬意をこめて。
今回はいろいろな手紙の結びをご紹介してきました。
日本語訳もつけましたが、あくまでもご参考として下さい。
また、「これが正解」というのがないのも確かです。挨拶ですから。
これで手紙の結びはバッチリですね。
あとは手紙の本文をしっかりと考えて書いて下さい。そちらの方が大事です。

Image courtesy of hin255, published on 22 May 2013 / FreeDigitalPhotos.net
それでは今日はこのへんで。
またお会いしましょう! ジム佐伯でした。
【関連記事】第98回:“?”―「(本の売れ行きは?)」(ビクトル・ユーゴー), ジム佐伯のEnglish Maxims, 2013年09月26日
【参考】Wikipedia(日本語版,英語版)
【参考】“英文レターの書き方 - 各部位の形式”, 日本郵便
【参考】“英語の手紙の書き方【書き出しやお礼・結びの例文】”, by 小島 由美香, トラベル英会話ガイド, 2014年01月28日公開, 2017年10月06日更新
【参考】“英語メールの「結びの言葉」の使い方・使い分け方”, weblio英会話コラム, 2016年2月24日
| ツイート |


