英語の名言・格言やちょっといい言葉、日常会話でよく使う表現などをご紹介しています。

By Arnold Paul (Deutsch: Selbst erstelltes Foto) [CC BY-SA 2.5], via Wikimedia Commons
第397回の今日はこの言葉です。
“The calm before the storm”「嵐の前の静けさ」
という意味です。
大きな嵐が来る前には意外に静かなひと時が訪れることがあります。そこから、大きな事件や異変が起こる前の一時的に訪れる不気味な静けさのことを言います。
“calm”と“storm”が綺麗に韻をふんでいますね。
わりと日本語のことわざと同じ意味の言葉ですが、どちらかというと慣用句のように、
“It's the calm before the storm.”などと使われます。
「嵐の前の静けさだ」

john m macfarlane [CC BY-SA 2.0], via Wikimedia Commons
また、英語には同じような意味のことわざもあります。
“After a calm comes a storm.”「静けさの後には嵐が来る」
というのが文字通りの意味ですが、
「嵐の前の静けさ」
という意味にもとれますね。
しかしこのことわざ、英語圏ではそれほど一般的ではありません。
似たような形でまったく意味が逆のことわざの方が有名だからです。

By Damian Brandon, published on 26 March 2011. Image courtesy of FreeDigitalPhotos.net
意味が逆のことわざとは、
“After a storm comes a calm.”です。「嵐の後には静けさが来る」というのが文字通りの意味です。
嵐にあっても、必ず静かな時が来るのだという意味です。
転じて、つらい目にあったとしても、つらい日々には終わりが来るから頑張ろうという意味です。
「待てば海路の日和あり」
という日本のことわざに近い言葉です。
「雨降って地固まる」
にも近いですが、「地固まる」までは言っていないような気がします。

By Maxim Weise, published on 03 December 2016. Image courtesy of FreeDigitalPhotos.net
ほかにも似たような意味のことわざがありますよね。
“After rain comes fair weather.”
「雨の後には晴天がくる」
“No rain, no rainbow.”などです。
「雨がなければ虹はない」
いずれも雨をつらい事に、晴天や虹を楽しい事に置き換えてもよいことわざです。

Image courtesy of graur codrin, published on 02 September 2010 / FreeDigitalPhotos.net
“The calm before the storm”
嵐の前の静けさ。
これ、不気味なものですよね。
“After a calm comes a storm.”
というように、静けさの後には嵐がやってくることもあるからです。
今の時期が嵐の前の静けさでないことを祈ります。
しかし、もし嵐にまきこまれても希望を捨てずに頑張りましょう。
“After a storm comes a calm.”
というように、嵐の後には静かさがやってきます。
“After rain comes fair weather.”
というように、雨の後には晴天が来るのです。そして、
“No rain, no rainbow.”
というように、雨があるからこそ虹を見ることができるのです。

Photo by Andrejj, July 2004, licensed under the Creative Commons Attribution-Share Alike 3.0 Unported license, via Wikimedia Commons
それでは今日はこのへんで。
またお会いしましょう! ジム佐伯でした。
【関連記事】第51回:“No rain, no rainbow.”―「雨がなければ虹はない」(ハワイのことわざ), ジム佐伯のEnglish Maxims, 2013年07月06日
【関連記事】第15回:“Every cloud has a silver lining.”―「どの雲にも銀の裏地がついている」(ことわざ、ジョン・ミルトンほか), ジム佐伯のEnglish Maxims, 2013年05月07日
【参考】Wikipedia(日本語版,英語版)
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