英語の名言・格言やちょっといい言葉、日常会話でよく使う表現などをご紹介しています。

Image courtesy of -Marcus-, published on 03 August 2012 / FreeDigitalPhotos.net
第157回の今日はこの言葉です。
“Where is a bathroom?”「トイレはどこですか?」
という意味です。
アメリカでトイレの場所を訊ねるときに使う言葉です。
新年早々にトイレの話ですみません。
旅先で心配なのが、どこでトイレを済ますかです。
オフィスビルなどではセキュリティの関係でトイレは入口のドアが施錠されていて、そこの会社の従業員しか入れなかったりしますのでご注意下さい。
駅や空港やホテル、デパートやショッピングモールなどでは誰もが入れるトイレがあって心配なさそうですが、意外に見つからなくて焦ったりします。
そこで覚えておくと便利なのが、「食べる所に出す所あり」の法則です。アメリカだけでなく、世界共通の法則です。
レストランフロアやフードコートの近くには、必ずトイレがあると考えて間違いありません。
また、街を歩いていてもレストランやファーストフードに立ち寄って、事情を話すと食事をとらなくても使わせてもらえます。どちらかというとテーブルサービスのレストランよりは、ファーストフードの方が気軽にトイレを借りることができます。スターバックスではドアに施錠されていたりしますが、これも店員さんに事情を話すと鍵を貸してくれます。
そういう場合は、
“May I use a bathroom?”などと訊ねましょう。
なお、スーパーマーケットは自由に使えるトイレがなかったりしますが、事情を話すと使わせてもらえることがあります。大切なのは諦めないことです。
とにかくトイレの場所を訊ねることが重要なのです。

Image courtesy of marin, published on 20 November 2012 / FreeDigitalPhotos.net
次に大事なのは、各国でのトイレの呼び方です。
公共のトイレでも、訪問先の個人宅のトイレでもアメリカでは“Bathroom”を使います。
また、公共のトイレは、アメリカでは“Restroom”とも言います。男女別で“Men's room”“Women's room”とも言います。
高級デパートなどでは、広くて豪華な内装のトイレがあることがあります。この場合、店によって呼び方はまちまちですが、“Women's lounge”などと書いていたりもします。では“Men's lounge”があるかというと、まずありません。同じ高級デパートでも、男は普通の“Men's room”です。デパートで女性客が優遇されるのは日本もアメリカも一緒ですね。
いずれにしても、出先でトイレの場所を聞くには“Bathroom”,“Rest room”や“Men's room”か“Women's room”で訊ねたらよいでしょう。
友人宅などでは“Bathroom”を使います。
ということで、アメリカでは“Bathroom”の一種類で公共のトイレにも家のトイレにも両方使えます。覚えておいて下さい。フィリピンなどでもそのようです。
ちなみにアメリカでは“Toilet”は部屋としてのトイレではなく便器そのものを表します。ご注意下さい。

By User:Nickcider13 (Own work), 30 August 2013 [CC-BY-SA-3.0], via Wikimedia Commons
それではイギリスではどうでしょう。
イギリスでは公共のトイレは“Toilet”でOKです。“W.C.”も使います。これは“Water Closet”の略です。日本で“W.C.”が使われているのは、イギリスから入ってきたのです。ほかには“Cloak room”という呼び方もあるようです。
| 【2016年2月24日追記】 イギリスに住んで1年半になりましたが、トイレを“Cloak room”という呼ぶ人は見たことがありません。普通にクロークと思われるかもしれません。イギリスでトイレは“Toilet”一択でいいと思います。 |

Image courtesy of artur84, published on 02 April 2013 / FreeDigitalPhotos.net
イギリスはアメリカと違って、公共のトイレは“Restroom”とも“Bathroom”とも言いません。“Toilet”を使いましょう。
ほかのヨーロッパ諸国や、かつての大英帝国の植民地だった英連邦諸国のオーストラリアやニュージーランド、シンガポールなどでも同様で結構です。
“Where is a toilet?”と訊ねましょう。
個人宅では“Bathroom”でもOKですが、“Lavatory”(ラヴァトリー)とも言います。飛行機でも“Lavatory”と書いてあったりしますよね。“Laboratory”(ラボラトリー)(研究所)と間違えないようにお気をつけ下さい。

Image courtesy ofartur84, published on 02 April 2013 / FreeDigitalPhotos.net
同じ英連邦諸国でも、カナダではトイレを“Washroom”と呼ぶことが多いようです。これはカナダ特有の呼び方のようです。日本の「お手洗い」と似ていますね。
カナダへ旅行した時にアメリカと明らかに違うので印象に残りました。
カナダからアメリカに来た人もトイレの場所を訊ねる時に“Washroom”を使うのですぐにカナダの人だとわかります。

By Glogger, 25 October 2008 [GFDL, CC-BY-SA-3.0 or FAL], via Wikimedia Commons
まとめます。
【アメリカ】(フィリピンなどアメリカの影響の強い地域も)
・公共のトイレ:“Bathroom”, “Restroom”, “Men's room”または“Women's room”
・個人のトイレ:“Bathroom”
【イギリス】(オーストラリアなど英連邦諸国の大部分、ヨーロッパでも通用)
・公共のトイレ:“Toilet”, “W.C.”, “Cloak room”
・個人のトイレ:“Bathroom”, “Lavatory”
【カナダ】ほかにいろいろな呼び方がありますが、これだけ覚えておけばまず大丈夫でしょう。
・“Washroom” (カナダ特有の表現)

Image courtesy of tiverylucky, published on 06 August 2013 / FreeDigitalPhotos.net
“Where is a bathroom?”
トイレはどこですか?
国に応じて上にまとめた言葉で置き換えてください。
まあ、非常時は何でもいいです。相手も同じ人間、きっとわかってくれますよ。
これで外出時のトイレも心配ありませんね。
安心してお出かけ下さい。
あ、それでもまずは出かける前にホテルのトイレでしっかり済ませておきましょう。
最後にアメリカのトイレ事情のあるある3つ。
1つめは、アメリカのトイレでは手洗い後に手を拭く紙や乾燥器がわりとしっかり備えられていること。おおざっぱなアメリカですが、手拭きの紙は意外にも(失礼!)几帳面に補充されていていることが多いです。それだけにハンカチを持ち歩かない人はわりと多いような気がします。
2つめは、どんなに高級なホテルのトイレにもウォシュレット(シャワートイレ)がまったくついていないこと。まあこれは発祥の地である日本の普及率が凄すぎるんでしょうけどね。
3つめは、公共のトイレでは個室の足元が異常なほどにガラアキなこと。いくら犯罪を防止するためだとしても、なんだか落ち着かなくて困ります。

典型的なアメリカのトイレ
By P903i (Own work), 30 January 2009 [GFDL, CC-BY-SA-3.0, CC-BY-SA-2.5 or Public domain], via Wikimedia Commons
それでは今日はこのへんで。
またお会いしましょう! ジム佐伯でした。
【関連記事】第90回:“Say again?”―「え?何?」(日常会話), ジム佐伯のEnglish Maxims, 2013年09月12日
【参考】Wikipedia(日本語版,英語版)
【参考】“英語で「トイレはどこですか?」って聞くときはなんて言えばいいんでしょうか。 「...”, by shevchenko2991976さん(質問), sp27jkさん(回答), Yahoo!知恵袋, 2008/7/12
【参考】“トイレはどこですか?”, by Mako, トラベル英会話, ENGLISH CONVERSATION CLASSES, DECEMBER 16, 2009
【参考】“【淑女の英会話】 ピンチ!トイレはどこだ!? の基礎英語”, by Maiko Kissaka, Pouch, 2011年2月22日
| ツイート |


