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2013年12月29日

第152回:“Happy New Year!”―「よいお年を!」「新年おめでとう!」(年末年始の挨拶)

こんにちは! ジム佐伯です。
英語の名言・格言やちょっといい言葉、日常会話でよく使う表現などをご紹介しています。

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Image courtesy of Danilo Rizzuti, published on 27 November 2010 / FreeDigitalPhotos.net

第152回の今日はこの言葉です。
“Happy New Year!”
もうご説明するまでもありませんね。
「新年おめでとう」
という意味の挨拶です。
「よいお年を!」
といった感じの年末の挨拶としても使われます。
クリスマスの挨拶と組み合わせて、
“I wish you a Merry Christmas and a Happy New Year!”
「よいクリスマスとお正月を!」
とも使われますね。

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Image courtesy of fotographic1980, published on 18 July 2013 / FreeDigitalPhotos.net

“I wish you a Merry Christmas and a Happy New Year!”
という挨拶にはクリスマスにもお正月にも“a”がついています。
しかし、“I wish you”を省略するとクリスマスの前の“a”が消えて、
“Merry Christmas and a Happy New Year!”
となります。これはカードでも口頭でも使われます。
さらにクリスマスが終わって“Merry Christmas and”が必要なくなると、お正月の前の“a”も消えて、
“Happy New Year!”
が正しい年末年始の英語の挨拶となります。
日本ではよく年賀状などで、“Merry Christmas and”だけを省略して、
“A Happy New Year!”
を使う人が多いですが、そういう挨拶のしかたは英語ではありませんあまり使われません

例えば夜の別れの挨拶に、
“Have a good night.” 「よい夜をお過ごし下さい」
とありますが、この言葉の“have”を省略したのが、
“Good night.” 「おやすみなさい」
です。これも“a”は使いませんよね。


【2015年12月24日追記】
これ、冒頭に“a”を使うのは必ずしも間違いではないようです。
チャールズ・ディケンズの名作『クリスマス・キャロル』でも、スクルージが甥から
“A merry Christmas, uncle!”
「メリー・クリスマス、おじさん!」
と挨拶されています。
“I wish you a”までを省略するか、“I wish you”だけを省略するかの違いです。
「省略」ですから、どこまで省略するかはいろいろあってもいいわけですね。
“a”までを省略するケースが圧倒的に多いですが、“a”をつけても意味は通じますし、「それは間違いだ!」と目くじら立てる必要もないようです。



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Image courtesy of maple, published on 04 November 2010 / FreeDigitalPhotos.net

アメリカの年末年始は、クリスマス休暇の続きで元日まで休暇をとる人が多いですが、クリスマスほど家族と過ごす人は多くありません。独身の若者などにはカウントダウンパーティーなどで大騒ぎをする人たちもいます。
大晦日は“New Year's Eve”と呼ばれ、キリスト教会の多くでは夕方以降に礼拝や集会が行われます。カトリック教会ではローマ教皇シルウェステル1世(Sylvester I, ?-335)を礼拝することからヨーロッパではこの日を「ジルベスター(Silvester)」と呼ぶところがありますが、アメリカではあまり認識されていません。
カウントダウンでは日付が変わると盛大に花火が打ち上げられます。カウントダウン・パーティーなどでは、日付が変わった瞬間に近くの人とキスをするという習慣があります。さすがアメリカ、おおらかですね。
特にニューヨークではマンハッタンのミッドタウンにあるタイムズ・スクエア(Times Square)のカウント・ダウンが有名です。「タイムズスクエア・ボール(Times Square Ball)」という電飾された巨大なボールが旗竿の上に設置され、日付が変わる1分前から77フィート(23メートル)落下させるというイベントです。毎回何十万人という人が集まって新年を祝い、その模様は全国にテレビ中継されます。
しかしカウントダウンが終わってしまうとあっさりしたものです。元日は“New Year's Day”という祝日ではありますが、ごく普通の休日といった感じです。
そして2日には当然のように仕事が始まります。
日本では「松の内」と呼ばれる1月7日までは普通に新年の挨拶が交わされ、その後でもその年初めて会う人とは新年の挨拶を交わすことがあります。
しかしアメリカでは1月2日以降は早くもいつもどおりの、
“How are you doing?”
「調子はどうだい?」
などに戻ってしまう人が多いです。

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2012年-2013年のタイムズスクエアのカウントダウン
By Quentin Yang (Own work), 1 January 2013 [CC-BY-SA-3.0], via Wikimedia Commons

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タイムズスクエア・ボール
By Susan Serra, CKD from Long Island, USA (202 (2)), 29 December 2009 [CC-BY-SA-2.0], via Wikimedia Commons

クリスマスとは違って、大晦日を舞台にしたアメリカ映画はそれほど多くはありません。
いちばんどんぴしゃなのは、ゲイリー・マーシャル(Garry Marshall, 1934-)が監督した『ニューイヤーズ・イブ(New Year's Eve)』(2011年アメリカ)です。タイムズ・スクエアのカウントダウン・イベントそのものが描かれています。


【動画】“New Year's Eve (2011) Trailer - HD Movie(『ニューイヤーズ・イブ』(2011年)予告編 - 高画質動画)”, by MOVIECLIPS Trailers, YouTube, 2011/09/27

ジェームズ・キャメロン(James Francis Cameron, 1954-)が原作と脚本を書いて自ら製作し、キャスリン・ビグロー(Kathryn Ann Bigelow, 1951-)が監督した『ストレンジ・デイズ/1999年12月31日(原題:Strange Days)』(1995年)も強烈でした。1999年の年末のカウントダウンの様子がとても印象的に描かれており、題材も斬新。未来を先取りしたようなSF要素もあり、ドキドキハラハラするストーリーを楽しめます。ただ性描写や暴力描写がきついのでご注意ください。


【動画】“STRANGE DAYS - Trailer ( 1995 )(『ストレンジ・デイズ』予告編(1995年))”, by WorleyClarence, YouTube, 2008/04/20

日本映画で大晦日を舞台としたものはさすがに多いですね。三谷幸喜監督の『THE 有頂天ホテル』(2006年日本)などが有名です。
僕は、ドラマ作品ですが大晦日の湾岸署を舞台にした『踊る大捜査線』の歳末特別警戒スペシャル(1997年)が大好きです。


踊る大捜査線 歳末特別警戒スペシャル 完全版 [DVD]

僕がアメリカに住んでいた頃は、年末年始があまりにもあっさりしていたので味気なく、もの足りなかったのを思い出します。紅白も除夜の鐘もありません。友達に頼んで紅白の録画DVDを送ってもらいましたが、1月中旬に紅白を見てもまったく味気がないものです。今はネットが便利になりましたから、大晦日の夜に時間差で紅白を見ながら過ごすこともできるかもしれませんね。
あとアメリカに住んで新たに発見したのは、大晦日のケーキ屋さんが大繁盛していたことです。店の外まで長蛇の列で、ケーキを買う人が多いのです。列に並んでいた女性に聞いてみると、ニューイヤーケーキを食べるのだそうです。元日にケーキを食べるのかと僕が尋ねると、その女性は「あたりまえよ!」と答えてました。
一般的かどうかはわかりませんが、そういう習慣を持つ人が少なからずいることがわかり、新鮮な驚きでした。
その女性は、「日本の人はライスケーキ(おもち)を食べるんでしょ。それと同じよ」と言っていました。
いや、お姉さん。さすがにそれは少し違うと思うのですが。

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Image courtesy of -Marcus-, published on 10 January 2013 / FreeDigitalPhotos.net

“Happy New Year!”
新年おめでとう。

所がちがっても新年を祝う気持ちは変わりません。
宗教の違いにより挨拶の言葉やクリスマスツリーの有無が論争になっているクリスマスと違って、こちらは安心してお祝いの挨拶ができますね。
みなさんもよい年末年始をお過ごし下さい。
“Happy New Year!”

なお、アメリカにも多い中国系の人たちは、春節(Chinese New Year)という旧暦の正月を祝います。
ちなみに2014年は1月31日が春節の元日で、アメリカでも各地のチャイナタウンでは爆竹が鳴らされて盛大に新年が祝われることでしょう。中国系の方にはこの時期にも、
“Happy New Year!”
とか、中国語で、
“新年好!” (シンンハオ)
などと声をかけてあげて下さい。きっと喜んでくれると思いますよ。


2014年1月30日追記:
中国では太陰暦(Lunar calender)である旧暦で新年を祝いますから、英語では、
“Happy Lunar New Year!”
と言うこともあります。“lunar”は「月の」という意味を持つあのルナです。まあ普通に
“Happy New Year!”
と言っても時期でわかるからいいんですけどね。



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Image courtesy of Kittikun Atsawintarangkul, published on 24 January 2011 / FreeDigitalPhotos.net

それでは今日はこのへんで。
またお会いしましょう! ジム佐伯でした。

【関連記事】第146回:“Happy Holidays!”―「楽しい祝日を!」(アメリカの年末祝日の挨拶), ジム佐伯のEnglish Maxims, 2013年12月21日
【関連記事】第148回:“It's Christmas!”―「今日はクリスマスだ!」(ダイ・ハード2), ジム佐伯のEnglish Maxims, 2013年12月23日
【関連記事】第37回:“How Are You Doing?”―「調子はどうだい?」(日常会話), ジム佐伯のEnglish Maxims, 2013年06月11日

【参考】Wikipedia(日本語版英語版
【参考】“なぜ年賀状に「A Happy New Year」と書いてはダメ?意外と知らない年賀状のNGワードまとめ”, by Ch1nnen, nanapi, 2013年12月03日
【参考】“Happy New Yearに「A」はいらない”, by コグレマサト, ネタフル, 2011年1月6日

【動画】“New Year's Eve (2011) Trailer - HD Movie(『ニューイヤーズ・イブ』(2011年)予告編 - 高画質動画)”, by MOVIECLIPS Trailers, YouTube, 2011/09/27
【動画】“STRANGE DAYS - Trailer ( 1995 )(『ストレンジ・デイズ』予告編(1995年))”, by WorleyClarence, YouTube, 2008/04/20




タグ:お正月 挨拶
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posted by ジム佐伯 at 08:00 | クリスマス・お正月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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