英語の名言・格言やちょっといい言葉、日常会話でよく使う表現などをご紹介しています。

Image courtesy of David Castillo Dominici, published on 06 November 2012 / FreeDigitalPhotos.net
第150回の今日はこの言葉です。
“I'd like to return this.”「これを返品したいんです。」
という意味です。
デパートやスーパーで買った品物を返品する時の言葉です。カスタマーサービスカウンターで日常的に使われる表現です。

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日本でもレシートがあったら返品することは可能ですが、未開封だったり故障や破損などの不具合があった場合に限られることが普通です。
しかしアメリカでは、みんな日本よりも気軽に返品することが多いです。
例えば浄水器を買ってから「蛇口に合わなかったから」という理由で返品する人もいます。「そりゃお前の確認不足だろ!」というケースですが、たとえ開封されていても製品自体に問題がなくてもレシートさえあれば返品に応じてくれます。
未開封の場合はもっと気軽に返品可能で、「やっぱり気に入らない」「いらなくなった」という理由で返品することが可能です。日本だとお店に相手にしてもらえないような理由でも、ばんばん返品するのです。

Image courtesy of marin, published on 14 December 2012 / FreeDigitalPhotos.net
洋服やバッグの場合は、基本的にタグがついていれば理由を問わず返品や交換が可能です。
洋服や靴は、サイズが合わなかったり色を変えたい場合などもありますから、交換してもらうことが多いですね。
そんな時は、
“Could you exchange this for smaller one?”
「小さいものに交換して頂けますか?」
“Could you exchange this for red one?”などと頼みます。
「赤いものに交換して頂けますか?」
洋服のタグがなくても未使用・未洗濯なら返品可能なこともありますので、レシートがあったらダメもとで返品を頼んでみる価値はあります。
そのためにも、レシートはしばらくの間は大切にとっておくことをお勧めします。普通はレシートに返品や交換は一ヶ月以内とか90日(三ヶ月)以内とか書いていたりしますが、一年たっても返品や交換に応じてくれる場合があります。
そのため、スーパーやデパートのカスタマーサービスのカウンターは、いつも返品の人で長蛇の列ができることになります。

Image courtesy of anekoho, published on 12 November 2013 / FreeDigitalPhotos.net
特に返品の列が長くなるのが、ちょうど今の季節です。
そう。年末のパーティで交換したクリスマスプレゼント(Holiday gift)を返品するのです。せっかくもらったプレゼントなのに失礼なと思うかもしれません。しかし年末のパーティーで交換するプレゼントやゲームの景品は、欲しいものをもらうことはめったにないわけです。そこは合理主義のアメリカ、いらないものはいらないと割り切っているのです。
返品に必要なレシートはどうするのでしょうか。なんと、プレゼントにレシートがついているのです。
もう日本人にはびっくりすることだらけです。まさにカルチャーショックです。
贈り物を買う時に、お店に頼むと“Gift receipt”という「金額が書かれていないレシート」をくれるので、それを同封したり別途渡したりするのが送り手の礼儀のようになっています。
まあ、いくら金額が書いていなくても返品したらばれてしまうんですけどね。

Image courtesy of photostock, published on 06 April 2011 / FreeDigitalPhotos.net
クリスマスシーズンが終わると大量に返品・交換がされるため、お店はその在庫をさばかなければいけません。そこで行われるのがクリアランスセール(バーゲンセール)です。
年末から1月2月にかけてクリアランスが行われるのはそのためでもあります。この時期が、一年で一番安く買物ができる季節と言えるでしょう。
もしクリアランスで買った品物が気に入らなかったら、またそのレシートを持ってけば返品・交換ができるのです。
僕はそれを知った時、「すごい!」と感心すると共に半ば呆れてしまったことを思い出します。
中にはお洒落なドレスを買って、タグをつけたままパーティーに着て行き、用が済んだら「やっぱり気に入らなかったわ」と返品する猛者もいるようです。恐ろしいことです。

Image courtesy of photostock, published on 12 July 2011 / FreeDigitalPhotos.net
“I'd like to return this.”
これを返品したいんですけど。
クリスマス後のこの季節、アメリカでは年末年始の挨拶と同様に最も使われている言葉かもしれません。
もうすぐ今年も仕事修めですね。
学校は冬休みに入ったところも多いと思います。
どうぞよい年末年始をお過ごし下さい。

Image courtesy of nuchylee, published on 21 May 2012 / FreeDigitalPhotos.net
それでは今日はこのへんで。
またお会いしましょう! ジム佐伯でした。
【動画】“Happy "Gift receipt problems(ギフトレシート問題)”, by WXYZ-TV Detroit | Channel 7, YouTube, 2012/01/23
【関連記事】第146回:“Happy Holidays!”―「楽しい祝日を!」(アメリカの年末祝日の挨拶), ジム佐伯のEnglish Maxims, 2013年12月21日
【関連記事】第54回:“Credit or debit?”―「クレジットですか?デビットですか?」(日常会話), ジム佐伯のEnglish Maxims, 2013年07月11日
【参考】Wikipedia(日本語版,英語版)
【参考】“「これを返品したいのですが」を英語で言うと・・・”, by コタロウ(小太郎), 英会話;1日1フレーズ覚えよう♪, 2011年11月4日
【参考】“[不思議の国アメリカ]何でもありの返品制度が築くゴミの山”, by 上田尊江, 日経BP 週刊ITpro, 2007/07/05
【参考】“アメリカの信じられない返品事情。”, by 雨音, 雨音のぶろぐ, July 28, 2013
【動画】“Happy "Gift receipt problems(ギフトレシート問題)”, by WXYZ-TV Detroit | Channel 7, YouTube, 2012/01/23
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