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こんにちは! ジム佐伯です。
英語の名言・格言やちょっといい言葉をご紹介しています。

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第106回の今日はこの言葉です。
“I'll return full.”どういう意味でしょうか。
マッカーサー元帥の
“I shall return.”
「私は必ず帰ってくる」ではありません。
シュワちゃん(アーノルド・シュワルツェネッガー)の
“I'll be back.”
「すぐ戻る」でもありません。
これは「満タンで返します」という意味です。
レンタカーを借りる時に、返却時に満タンで返すことをお店に人に伝える決まり文句です。
“full”とは自動車の燃料タンクの容量いっぱいにガソリンが入っていること、つまり「満タン」という意味です。
逆に燃料タンクが空の状態を“empty”と言います。
自動車の燃料計にある“F”は“full”を、“E”は“empty”をそれぞれ表します。

Image courtesy of winnond, published on 01 March 2011 / FreeDigitalPhotos.net
アメリカやカナダの旅行では、レンタカー(Rent-a-car)での移動がとても便利です。
街なかのホテルならいいですが、ちょっと郊外のホテルになるとタクシーでホテルに到着するや最後、周囲には何もないこともあります。そんな時は車がないとホテルに缶詰めになってしまいます。
空港ではHertz(ハーツ)やAvis(エイヴィス)、Alamo(アラモ)などの大手レンタカー会社が店を構え、シャトルバスで営業所まで送迎してくれます。

By Dwight Burdette (Own work), 23 April 2011, cropped by Jim Saeki on 10 October 2013 [CC-BY-3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by/3.0)], via Wikimedia Commons
余談ですが、アメリカへ行くと“PENSKE”と書いた黄色いトラックをよく見ます。
「ペンスケって何だ!」と不思議に思いますが、これは“PENSKE”(ペンスキー)というトラックレンタル会社のトラックです。

By Brad232 (Own work), 12/1/2009 [CC0], via Wikimedia Commons
最近はネット予約で顧客情報や予約の詳細は事前に登録できますから、レンタカー店のカウンターでそれほどややこしいやりとりは必要なくなりました。
しかし、必ず提示しなければいけないものが3つあります。
1.身分証明書 “ID”
当たり前ですが、これがないと絶対に車を貸してくれません。外国人の場合はパスポートでOKです。もし現地国が発行した運転免許証を持っていれば、IDとしても使えますのでそれを出せば1枚ですみます。
2.運転免許証 “Driver's License”
こちらも当り前ですが、これがないと車を貸してくれません。重要なのは、日本の免許証を提示する必要があることです。「国際免許証」だけではだめです。あれはあくまでも日本の免許証に記載されている内容を英語やフランス語で確認するための翻訳書類に過ぎません。原本である日本の免許証は必ず必要です。注意して下さい。
3.クレジットカード “Credit Card”
支払いに使うクレジットカードが必要です。後で何かあった場合に、レンタカー店が追加料金を取りっぱぐれることがないようにするためです。まあ、よほどのことがない限り追加料金はとられませんので心配しなくてよいでしょう。
これらを順不同で言われたままに提示すれば、それでほぼ手続きは完了してしまいます。
英語に自信のない方は、3つまとめて最初に渡してしまえばよいでしょう。
あとは書類を確認してサインをすれば借りることができます。
ふつうは鍵と書類を渡されて、車が置いてある駐車場番号を教えてくれるので自分で取りに行きます。車に乗って出口のゲートで係の人に書類を見せたら出発です。
ただ、こういうことを聞かれることがあります。「今日の言葉」に関係する質問です。
“Do you return full or empty?”
「満タンで返しますか、空で返しますか?」
レンタカーは満タンの状態で借ります。近くのガソリンスタンドで自分でガソリンを入れて満タンの状態で返すのが、“Return full”(リターン・フル:満タン返し)です。この場合は燃料代をレンタカー店に支払う必要はありません。
たくさん走って燃料を使い切って、空(から)に近い状態で返すのが“Return empty”(リターン・エンプティ:からタン?返し)です。給油しないで返せるので楽ちんですが、タンクが空でなくてもタンク一杯分の料金がかかりますし、ガソリンスタンドで自分で給油するよりも割高になります。
ですから僕はいつも“Return full”にしています。

By Tewy (Own work), 20 July 2006 [GFDL, CC-BY-SA-3.0 or CC-BY-2.5], via Wikimedia Commons
空港の近くにはだいたいガソリンスタンドがありますから、そこでセルフで給油します。
ガソリンスタンドのことは、アメリカ英語では“Gas station”(ギャス・ステーション), イギリス英語では“Petrol station”(ぺトロール・ステーション)と言います。

Image courtesy of Michelle Meiklejohn, published on 29 October 2009 / FreeDigitalPhotos.net
給油の仕方は日本のセルフスタンドとだいたい一緒で、クレジットカードで支払うことができます。
僕は以前アメリカで給油する際に、“ENTER ZIP CODE”「郵便番号を入力して下さい」と表示がでて焦ったことがありましたが、5ケタの適当な番号を入れたら普通に給油できました。認証をしているわけではなく、顧客の居住地を調べる単なるマーケティング上のアンケートだったようです。

Photo shot by Derek Jensen (Tysto), 2005-September-02 , cropped by Jim Saeki on 10 October 2013 [Public domain], via Wikimedia Commons
“I'll return full.”
満タンで返します。
安くあげたいなら断然この“Return full”をお勧めします。
もし面倒なら“Return empty”にしても構いません。最近は高くなったとはいえ、まだまだアメリカは日本よりずっとガソリンが安いですから。
これでレンタカーを借りるのもバッチリですね。
それでは、くれぐれも事故のないようお気をつけ下さい。

Image courtesy of digidreamgrafix, published on 04 April 2013 / FreeDigitalPhotos.net
それでは今日はこのへんで。
またお会いしましょう! ジム佐伯でした。
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【参考】Wikipedia(日本語版,英語版)
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