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2013年09月01日

第84回:“I won’t be happy till I’m as famous as God.”―「神様よりも有名になる」(マドンナ)

(本文3319文字、読み終わるまでの目安:8分18秒)


こんにちは! ジム佐伯です。
英語の名言・格言やちょっといい言葉をご紹介しています。

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Adam Sammler, 29 November 2005, cropped by Jim Saeki [Attribution] [The copyright holder allows anyone to use it for any purpose], via Wikimedia Commons

第84回の今日はこの言葉です。
“I won’t be happy till I’m as famous as God.”
「私は神様と同じぐらい有名になるまでは幸せじゃない。」
というのが文字通りの意味です。
すごいですね。
勢いとしては、「私は神様よりも有名になる」という気持ちが入ってます。

これは、アメリカの歌手マドンナ(Madonna, 本名:マドンナ・ルイーズ・ヴェロニカ・チッコーネ, Madonna Louise Veronica Ciccone, 1958-)の言葉です。
昨日はレディー・ガガ(Lady Gaga, 1986-)をご紹介しましたから、今日はマドンナをご紹介しないわけにはいきません。
歌手だけでなく、女優であり、絵本作家でもあります。
現代女性で最も成功したスーパースターの一人といっていいでしょう。
あとマドンナって本名だったのですね。

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マドンナ(Madonna, 1958-)
By Pascal Mannaerts (à Nice 17.jpg File:Madonna à Nice 17.jpg), 21 August 2012 [CC-BY-SA-3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons

マドンナはミシガン州ベイシティ(Bay City)に生まれ、デトロイト郊外のポンティアック(Pontiac)という街で育ちました。
父親はイタリアからの移民で、クライスラー(Chrysler)やゼネラルモーターズ(GM, General Motors)で自動車のデザインエンジニアをしていました。
マドンナが5歳の時、フランス系カナダ人の母親が乳がんにより30歳で亡くなりました。
父親は再婚しますが、ファザコン気味だったマドンナと継母との関係はあまりよくなかったようです。

0084-pontiac_michigan_downtown.jpg
マドンナが育ったポンティアックの街
By Andrew Jameson (Own work), 18 September 2010 [CC-BY-SA-3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0) or GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)], via Wikimedia Commons

マドンナは優秀で、高校ではオールAの成績をおさめ、チアリーダー部と演劇部の中心メンバーでもありました。チアリーダーといえば学校中のスター的存在です。
成績も優秀だった彼女は、ダンスで奨学金を得て名門ミシガン大学(University of Michigan)へ進学し、本格的にダンスを始めます。
そして19歳の時、マドンナは大学を中退してニューヨークへ行くことを決心します。
大学で学ぶことはすべて学んだと考えての決断でした。

0084-greyhound_bus.jpg
By Ildar Sagdejev (Specious) (Own work), 25 August 2003 [Public domain], via Wikimedia Commons

Wikipedia日本語版によると、マドンナはグレイハウンド(Greyhound)の長距離バスに乗り、ニューヨーク・シティへ向かいます。
このあたり、若者のサクセス・ストーリーを描いた映画の序盤によく出てくるシーンです。
長距離バスはたいてい夜通し走って明け方にマンハッタン島に到着します。
主人公は眠い目をこすりながら、朝日をうけて金色に輝く超高層ビルの群れを眺めるのです。
マドンナもそうだったのかもしれません。


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Image Copyright by flyinger, Used under license from Links Co., Ltd.

Wikipedia英語版によると、マドンナは当時を振り返ってこう語っています。
“It was the first time I'd ever taken a plane,
 the first time I'd ever gotten a taxi cab.
 I came here with $35 in my pocket.
 It was the bravest thing I'd ever done.”

「飛行機に乗ったのは初めてだった。
 タクシーに乗ったのも初めて。
 ポケットには35ドルだけ持ってニューヨークに来たの。
 それまでで一番勇気ある行動だったわ。」
ということはグレイハウンドのバスではなく、飛行機でニューヨークに来たのかもしれません。
まあバスか飛行機かはどうでもいいことですが、どちらかというとバスの方がドラマチックかもしれませんね。

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By Choster (Choster), 10 April 2005 [Public domain], via Wikimedia Commons

それにしても現金を35ドルしか持っていなかったというのは、本当に“brave”(勇気ある)な行動ですね。
当時の為替レートでも8000円に満たない金額です。
“reckless”(無謀)な行動とも言えますが。

ニューヨークに着いたマドンナは、タクシーに乗って運転手に「この街でいちばん華やかな場所へ連れていって!」と言ったそうです。
タクシーはタイムズスクエアに向かいます。さすが、適切な判断だと思います。
ニューヨークでいちばん華やかな場所ということは、世界で一番華やかな場所ということです。
タイムズスクエアで降りたマドンナは、「私はこの世界で神よりも有名になる」と誓うのです。
“I won’t be happy till I’m as famous as God.”


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By chensiyuan (chensiyuan) [GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html) or CC-BY-SA-3.0-2.5-2.0-1.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons

彼女は生活のためにダンキン・ドーナツ(Dunkin' Donuts)でウェイトレスをして働きます。
美術学校でヌードモデルをしたこともあったそうです。ギャラは90分で30ドルだったそうです。
ダンキン・ドーナツは、お客さんにドーナツ・ゼリーをかけてしまってクビになったそうです。
いったいどんなシチュエーションだったのか、とても気になります。

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By Shahrukh Hasan from Chicago, IL, US (Coffee Time) , 22 December 2009 [CC-BY-SA-2.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0)], via Wikimedia Commons

マドンナはダンサーとして活動する一方で、ロック・バンドで歌ったり、映画『フットルース(Footloose)』(1984年アメリカ)のオーディションに落ちたりしています。
模索の時期だったのでしょう。
マドンナは次第に音楽とダンスの才能を発揮させていくようになり、ライブハウスやダンスクラブで熱烈なファンを獲得していきます。

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By David Shankbone (David Shankbone), 24 April 2008 [GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html) or CC-BY-SA-3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/)], via Wikimedia Commons

そして1982年、クラブのDJの紹介で、マドンナはメジャー・レーベルであるワーナー・ブラザーズ(Warner Music Group)傘下のサイヤー・レコード(Sire Records)と契約してメジャー・デビューをはたします。
1983年、ファースト・アルバム『バーニング・アップ(Madonna)』を発表します。これは全米で400万枚、全世界で800万枚売れる大ヒットとなります。
そして1984年、セカンド・アルバム『ライク・ア・ヴァージン(Like a Virgin)』を発表。ファースト・シングルの『ライク・ア・ヴァージン(Like a Virgin)』は全米チャート6週連続No.1を記録し、アルバムは世界で2000万枚売れるメガヒットとなります。
24時間ポピュラー音楽のビデオクリップを流し続ける音楽専門チャンネル“MTV”の人気との相乗効果もあり、マドンナは世界のスーパー・スターとなります。
35ドルをポケットにニューヨークにやってきてわずか5年後のことでした。


ライク・ア・ヴァージン


【動画】“Madonna - Like A Virgin (マドンナ - ライク・ア・ヴァージン)”, by madonna, YouTube, 2009/10/26

1985年、マドンナは初めての全米ツアー「ヴァージン・ツアー(The Virgin Tour)」で全米40都市を回りました。
そのツアー・ビデオで彼女は次のように語っています。

“I went to New York. I had a dream. I wanted to be a big star. I didn’t know anybody. I wanted to dance. I wanted to sing. I wanted to do all those things. I wanted to make people happy. I wanted to be famous. I wanted everybody to love me. I wanted to be a star. I worked really hard and my dream came true.”
「私はニューヨークへ行った。夢があった。ビッグ・スターになりたかった。誰も知らなかった。ダンスをしたかった。歌いたかった。それらすべてをしたかった。人々をハッピーにしたかった。有名になりたかった。みんなに愛してもらいたかった。スターになりたかった。一生懸命働いて、そして夢がかなった。」

まさに大きなアメリカン・ドリームをつかんだマドンナ。
その後の彼女の活躍ぶりは皆さんご存じの通りです。

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マドンナ公式サイト

“I won’t be happy till I’m as famous as God.”
私は神様よりも有名になる。

大きな夢を抱いて、それを実現したマドンナ。
彼女は次のような言葉も残しています。
“Never forget to dream.”
「夢見ることを決して忘れないで」
本当にそうですね。マドンナの言葉だと思うと、言葉に重みがあります。
偶然かどうかわかりませんが、レディー・ガガにも同じような言葉がありますね。
“Never be afraid to dream.”
「夢見ることを決して恐れないで。」
夢見ることを忘れずに、そして夢見ることを恐れずに、人生を楽しみましょう。

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By Madonna_Berlinale_2008.jpg: Siebbi derivative work: César (Madonna_Berlinale_2008.jpg) , 2011-04-02 [CC-BY-3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by/3.0)], via Wikimedia Commons

それでは今日はこのへんで。
またお会いしましょう! ジム佐伯でした。

【関連記事】第83回:“Why not?”―「あたりまえでしょ?」(日常会話、レディー・ガガ), ジム佐伯のEnglish Maxims, 2013年08月31日
【関連記事】第7回:“If you can dream it, you can do it.”―「夢があればそれは叶う」(ウォルト・ディズニー), ジム佐伯のEnglish Maxims, 2013年04月29日
【関連記事】第46回:“A winner is a dreamer who never gives up.”―「勝者とは決して夢を諦めない人のことだ」(ネルソン・マンデラ), ジム佐伯のEnglish Maxims, 2013年06月27日
【関連記事】第67回:“Go, live your dream.”―「行け、夢を生きるんだ」(塔の上のラプンツェル), ジム佐伯のEnglish Maxims, 2013年08月03日

【参考】Wikipedia(日本語版英語版
【参考】“『マドンナ伝説 Vol.1』フロム・ハー・バース to 「ライク・ア・バージン」”, SmaSTATION特別企画
【参考】“『マドンナ伝説 Vol.2』The CONFESSIONS「告白」NEVER GIVE UP A DREAM 神よりも有名になる ”, SmaSTATION特別企画
【参考】“The Queen of Pop 秘蔵写真で振り返る!! マドンナ、25年分の軌跡”, 文 / 沢田太陽, X BRAND, 2009/10/13

【動画】“Madonna - Like A Virgin (マドンナ - ライク・ア・ヴァージン)”, by madonna, YouTube, 2009/10/26



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posted by ジム佐伯 at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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